度を越した被害妄想が頻繁にみられる症状として、統合失調症という病気があります。

統合失調症とは、脳の神経伝達物質である、ドーパミンが異常に分泌されることで、被害妄想などの症状が出てきます。

被害妄想は病気かもしれないと自覚する

ドーパミンが異常に分泌されるはっきりとした原因は、今の研究では解明されていませんが、遺伝的素因と生活環境が関わっているとされています。

遺伝的素因とは、直接的な遺伝ではなく、その病気になりやすいとうことで必ず遺伝するということではありません。

家庭や学校に職場などといった生活環境で、本人が強いストレスを感じ続けることも発症の原因の1つとして考えられています。

被害妄想の具体的な症状として「監視や盗聴をされている」や、近所の人や外ですれ違う人に対して「嫌がらせをされる」や「悪口を言われる」などの幻覚や幻聴が特徴になります。

その他にも思考能力が低下することで会話も支離滅裂な内容になったり、感情表現も少なくなり無表情や無口になったりなどがあります。

この病気の発症率は、100人に1人といった割合で、比較的多いほうです。

本人は、幻覚や幻聴を本当に見たり聞こえたりしている状態でいるので、自分が病気だということに気づかない人が多くいます。

本人の症状に気づいたら、まずは家族や親しい人が、一刻も早く専門の病院で治療を受けさせることが大事です。

本人に合った薬を服用していく治療となり、完治する人も多くいるのが現状となっています。